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LOHASなキャンプ家 よぎーへの道

いつの日か。海外でヨガインストラクターを目指すこーだいのキャンプ&登山記。 主に海外の登山・トレッキング、キャンプや朝ヨガ記録。

カナダ・BC州キャンプ / Sunshine Coast‐前編

   

昔の90年代の海外旅行といえば、各リゾート地を転々と周り、行く先々に大橋巨泉のOKギフトショップがあったのだが、巨泉さんが亡くなり平成が終わると、もしかしたらOKギフトショップも衰退してしまうかもと感じると時代の節目を感じずにはいられない。

例外になく巨泉さんが店を構えた、カナダ西海岸BC州のバンクーバーは住みやすい都市に何度も選ばれ、オリンピックで知られるウィスラーを筆頭にスキーリゾートの集まる都市。夏はカラっとした晴天の続き、むしろ7月、8月でも夜は15度近くに冷える事も多く、最低限の寒さ対策の装備は欠かせないくらい高原のよう。

今回の7月のキャンプはカナダ西海岸のバンクーバーからスタートの夫婦2人キャンプ。ソロキャンプから夫婦キャンプに変わり、いかに妻が快適に過ごせるかを重視するようになってきた。装備は増えるが、快適度が増すので、それはそれで楽しい。

北半球はアラスカやカナダ北部等、夏至の時期には1日中、太陽の沈む事のない白夜があるように、この時期のバンクーバーも夜10時頃まで明るい。そこで思いついらのが、仕事終わりの夕方の時間からBCフェリーに乗り、通称サンシャインコーストと呼ばれる、陸の孤島へと向かて2泊する弾丸キャンプ。

実際、地図上で見れば大陸が続いているのだが、2600m級の奥深い山脈が連なり、そこにはグリズリーやクーガー、オオカミ等の野生動物の楽園が広がっているのだ。

大昔、大陸がつながっていた頃にユーラシア大陸からやってきた先住民達はカヌーを使って海沿いから開拓を進め、その家族や一族の名札のようにトーテムポールが海沿いに建てられている。その後の日系移民も良い漁場を求めて海岸沿いには缶詰工場等の加工場があった事からさぞかし良い漁場だったのだろう。しかし、海岸沿いから進めていった開拓は巨大な山脈に阻まれてしまう事となる。何度もトンネルやハイウェイをバンクーバーまでつなげる計画が浮上するものの採算性に見合うとも言えず長年放置されてきた。

そして現在に至っても、道路が通っておらずフェリーでの往航のみとなっているのだが、乗船時間はわずか40分で一気に大自然が広がる世界へと変わる為、バンクーバーからのアクセスも良い。

Egmont01


そんなサンシャインコーストは、その名の通り年間を通して、サンシャインに恵まれている・・・と言いたいところなのだが、そもそも1年の半分以上が雨季であるバンクーバーの夏は6月から9月のわずか3ヶ月間だけで、本当に年間晴天日が多いオーストラリアのブリスベン北部QLD州のサンシャインコーストとは全くの別ものだ。

逆に夏が短い為に、少しでも太陽の光を浴びようとアウトドアを満喫するカナダ人は国民の半数以上はキャンプをたしなみ、アウトドアを堪能するカナダ人はキャンプの装備のレベルも個性豊かで、他の人のテントやキャンピングカーを見ているだけでも全く飽きる事はない。

しかし、それが故に週末や夏休みの時期や人気スポット等は、予約が解禁されると同時に予約が埋まってしまう程でキャンプを計画し実行するだけでも中々骨が折れる作業なのだ。

細かなキャンプサイトの種類はここでは割愛するが、予約が取れなかった人の為に予約不可である、First Come First Serve、つまり早いもの順のサイトを狙ってキャンプをするのだが、もし見つからなかった時のドキドキ感はあまり気分の良いものではない。

日本であれば道の駅等で、最悪車中泊という方法も可能だが、道の駅はおろか24時間空いている公衆トイレ等がそのあたりにあるわけでもなく、熊や野生動物が出る可能性がある山の中は全くもって落ち着かない。

早くなる心臓の鼓動でついついアクセルを踏む過ぎてしまう気持ちを抑え、たどり着いた森の奥の湖畔キャンプサイトは、5分程の入れ違いで最後のスポットが埋まってしまい、私達は夜8時過ぎに次のキャンプサイト探しを強いられる事になってしまった。

「I'm Sorry」と丁寧にキャンプサイトの女性管理スタッフに申し訳なさそうに断られ、近くにWestというプライベートのキャンプサイトがある情報を教えてくれて、お決まりの「Good Luck」。州や国の管理のキャンプサイトも一般の民間のキャンプサイトも夜10時になれば受付が閉まり入れなくなってしまう。サイトが空いているかも分からず、電話しようにも電波はない。幸い、そのキャンプサイトは数年前初めてサンシャインコーストに来た時にも利用した事のある場所だった事を思い出し、古い記憶を辿る。

West


薄暗くなる森の中、車を走らせると、なんと開けた地には野生のエルクのファミリーが現れる。鹿にしては大きすぎる巨大な動物、もっと見とれていたかったけれども今夜の寝床がの為に車を走らせ、何とかキャンプサイトにたどり着いた。West's リゾート。

リゾートらしくキャンピングカーの電気も確保出来る為、ほとんどがキャンピングカーで来る為、森の中のキャンプ場とは雰囲気が異なるのだが、ここの最大の特徴はボートランチの出来る小さな船着き場があり、ボートはもちろん、ここからカヌーやカヤック等で海に出る事が出来るオーシャンフロントのキャンプサイトだ。

州や国の運営する国立公園の中のキャンプ場はとても広く、区画が大きく区切られているのだが、プライベートのキャンプ場の場合は土地が狭い為、その中に少し窮屈に区間を割り当てられている事が多い。もちろん区画によってはかなりプライベートな場所もあるので、希望のサイトがあれば予約しておくと良いかもしれない。トイレは水洗で温水も出るし、シャワーもある。そして、驚いてしまった事に数年前に訪れた時にはなかったWIFIが設置されていたのだ。

キャンプでWIFIなんて邪道と感じるかもしれないが、電波もなく地図やネット検索をする事ができずに情報を取れない辺境の地で新月の時間や潮の満ち引き等も確認出来て助かる。

そしてEgmontのこのキャンプ場といえば数年前に訪れた時は高々と掲げられていたシーシェパードの旗。キャンプ上のロケーション自体は最高だったのだが、日本人として何となく居心地の悪い、過激海洋活動団体シーシェパードの旗があり、しばらくこのサイトから遠ざかっていたのだが、今はその旗がなくなっており雰囲気も違う。心なしか空気も澄んでいるように感じる事が出来た。

幸運にもかろうじて空いていたオーシャンフロントのサイトを割り当てられ急いでテントのセットアップ。残念な事に、このサイトにはファイアピットがなく、キャンプファイアがない為、こういった時にSnowpeak等の焚き火台が役に立つのだろうと痛感する。やっぱり買うか!?

West


予定していた夜食のソーセージをサイトの中心にある共用ファイアピットで焼くのはさすがに気まずい為、ガスストーブで焼いて食べる。それでも十分美味しい。

ストンと日が落ちると新月の暗闇に星空が浮き上がる。スーパーニュームーンのおかげで潮の満ち引きもいつも以上だ。

キャンプ場も無事に確保。ビーチではないけれど、海の前のキャンプ場は開放的で最高だ。翌日は暑い日差しの中、潮の引いた時に出てくるオイスターを求めて、やってくるカラスの大群の鳴き声に起こされるが、やっぱりキャンプはこれ以上なく気持ちいい。

【カナダBC州・エグモント / キャンプ場】

国: カナダ
都市: エグモント(サンシャインコースト)
立地: サンシャインコースト側フェリー乗り場Langdaleから車で約90分
キャンプサイト名:West's Resort

所要時間: -
難易度: 中級〜 (ある程度の英語力とレンタカー等の知識があればOK)


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